4.ホットパック
◆ 顎への治療 ◆
ホットパック:保存療法
顎関節の周辺を温めることにより血行を促すことで症状を和らげたり、顎関節の筋肉の緊張などを和らげたりする効果を狙っている治療法です。
急性症状のような炎症がひどい場合は、温めると炎症がひどくなってしまい腫れてきたり、痛みが悪化する場合があります。しかし慢性期の顎関節症には、ホットパックは痛みを和らげる効果があるとされています。
また、組織が治るためには血液が必要なため、温めることにより血液の流れが良くなることは非常にいいことです。
しかし、顎関節症が重症の場合、ホットパックで温める程度では根本的な治療にはなりませんので、他の治療のサポート的な治療となります。
ホットパックの治療のメリットは、体への侵害性がなことと、家庭でも気軽に出来ることです。専用のものを買っても出来ますし、お絞りを電子レンジで温めたものを当てるだけでも行えます。火傷には注意しましょう。